2007年6月9日(土)






ジビさんと一緒にヒラタの生息地である神奈川県と静岡県へ樹液採集に出かけてきた。



朝5:40分に自宅から車で5分ほどの近くにあるジビさん宅へ向かう。

途中でガソリンを入れていたら4分ほど遅刻してしまった。

到着すると、いつもなら道路に立って待っているジビさんの姿が見えない。


やばっ!


待ってても来ないので怒って家の中に入っちゃったかな?

狭い道をバックで入っていってジビさん宅の前に停車。

エンジン音で自分が来たことは気がついているだろう。



ん!?



出てこない。(やばいぞっ!)



5分経過。



携帯電話からメールを入れてみる。


反応なし(笑)



10分経過。



15分経過。



こりゃーアレだわ!



ジビさん寝てるっしょ!(笑)



とりあえずもう一度メールを入れて、一旦帰宅することにした。

なんかこういう珍しい状況を楽しんでいる癖があるな自分は!(笑)



帰宅してソファーに寝転がってウトウトし始めたとき、メール着信!



ハハハ! やっぱり寝坊しちゃっただけのようだ。(ホッと一安心)



6:30再びジビさん宅に到着すると丁度道に出てくるところだった。

聞いたところによると目覚まし時計が鳴ったかどうかよく覚えてないとの事。

前の晩にワクワクして眠れなくなってしまったとの事(笑)

いいね〜♪   遠足の前の小学生状態だったわけですな!(笑)



まあとにかく一緒に出発できてよかった♪







先ずは今回、まだ河川敷ヤナギでのヒラタ採集未経験のジビさんに

ヒラタ成虫タコ採れを経験してもらいたくて東名高速を厚木インターで下りて

一昨年採れたポイントへと向かった。







朝8時頃、相模川到着。



ここは昨年8月に熱中症で遭難しかけた場所だ!(笑)

あのときは下草の葛が絡み合うように茂っていて、進んで行くのが大変だったが、

今回はまだ歩きやすく、しかも釣り人か誰かが道を作っていたのでスイスイと楽勝で進むことができた。



先ずは川沿いに生えたヤナギを見てみると・・・・



今年初のノコギリクワガタ発見だ!







洞を覗くとコクワが収まっていた。







一昨年ヒラタ50mm♂をGETした木。

なんにもいない・・・・・。




次々と目標となる過去に採れた木を巡っていくが、全然だめだ。



ジビさんと手分けして探っていくがコクワばっかり。



こりゃーヒラタ採集人が訪れた後だな・・・。



こうなったら気合を入れて人の入りにくい場所へ突入するしかないな。








というわけで野ばらの茂る藪へと突入すると洞にクワガタ発見!



一瞬見えた尻が丸みを帯びていたのでヒラタだと思って大声でジビさんを呼んで

草が茂りすぎて入りにくかったこの場所まで来てもらった。

捕まえるのに失敗して落下したときのためにジビさんに見守ってもらいながら

近寄って採ろうとしたら・・・、




なんだよコクワじゃんかよ!


ここまで苦労して全くヒラタが採れなくて二人して途方に暮れてしまいそうになったが、

ふと隣の木が気になったので這いつくばるように移動して洞を調べてみた。









居たっ!







ヒラタだ。









やっぱり先行者に探し易い場所のは採られてしまっていたんだろう。


ここまで無理して野ばらの先まで進まないと見つけられなかったようだ。


洞の中にピンセットを突っ込んで大顎を挟む。


それほど大きくないが久々のヒラタ成虫との格闘なのでコーフンしたぞ!





後脚の1本取れた約37mm程の黒ピカヒラタ。

ジビさんの指を挟んで離さなかったのでピンセットを入れて押し広げて取ってあげた。



「これがヒラタかぁ〜!  コクワとは違う!  太い!!」

と驚いていたジビさん。


あれ? でも千葉県野田市産ヒラタを採ったとき一緒に見てた筈っしょ!?




もう一つの洞を覗いてみると、






あっ!







また居た!








今度はちょっとだけ大きい40mm程のヒラタ君!



写真だけ撮って元の場所にリリースしてきました。

だってもう相模川産ヒラタはブリードに成功しましたから。





車に戻って一息入れてから次は伊豆半島狩野川河川敷ヒラタ&山間部クヌギ大物ヒラタ狙いだ!

特に狩野川産ヒラタ♂は今年の正月に採れた幼虫から羽化した♀とブリードする為にどうしてもGETしなくては!












お昼過ぎに狩野川に到着!


先ずは腹ごしらえ。



桜海老かき揚げ&しらすかき揚げそばの店を見つけたので昼食をとることにした。





桜海老かき揚げそば 400円

去年の富士川ヒラタ探しのときもそうだったが、自分はどうも桜海老が好みのようで。






ジビさんは桜海老、しらす、タマゴの入ったのを食べていた。

結構おいしかったぞ!






食後、すぐに狩野川へと足を運んだ。




土手の上に立つと、川岸にクヌギが何本か生えている場所を発見!


とは言うものの、先週の小貝川で役立たずな樹液ゼロクヌギ地帯を彷徨ったばかりなので、

期待できそうな印象は全然無い。




でもまあとりあえずチェックしておこうと思い、採集道具を持たずに偵察にいってみると、




どわわわっ〜〜〜〜〜!!!


すごくイイ感じの爆裂クヌギが1本だけ混じっていた。 しかも樹液ダラダラでスズメバチも居ない!

樹皮のめくれ具合もサイコー!!!

地上3m以上の高所だけど、脚立持参してきているので何とかなりそうだ。







こりゃー絶対居るっしょ!?



「ひ」のつくヤツが!



しかもクヌギだからサイズも期待できそう!?






とりあえずデジカメで樹皮めくれの中を写してみた。





なんかクワガタ的なものが隙間に挟まっているように見えるぞ!





拡大してみよう



ほらっ、これ!   種類は解らないけどクワガタだよね!




さーて、こいつらをどうやって間違いなくキャッチしようか。

こういうときは普段ボケ〜っとしている脳みそがフル回転して、次々と戦法が頭に浮かんでくる!

初めて出会う樹液場をどう攻めるか! それを考えるのもクワ採集の醍醐味といったところか。





「ここには居る! ヒラタが絶対居る!!」






これまでの経験上、ヒラタが居ないほうがおかしい程に条件の整った爆裂クヌギだ。











車に一旦戻って脚立、ルアーケース、ロングかき出し棒、ブルーシートを持って再びクヌギへと向かう。



一体樹皮めくれの中にどんなヤツが潜んでいるんだろうか?

こんなことを考えながら採集道具を手にして向かっていくときの気分といったらホントにサイコーだな。








脚立をロープで幹に縛りつけ、誤ってクワを落下させてしまったときの為にブルーシートを広げ、

何が何でも取りこぼさないぞ! と気合の入った真剣勝負だ。








さて、登ります。














マグライトで洞を照らします。
























奥のほうを照らします。








































ヒラタだっ! 

しかも河川敷ヤナギのサイズじゃない!!











運良く行き止まりになった奥のところで、それ以上後ずさりできなくて動かずにじっとしている。




左手でクヌギの幹に腕を回して体を支えながらヘッドライトのスイッチを入れる。




暗い・・・・・。




これは昼間じゃ使い物にならんな。



マグライトを口に咥えながら右手でかき出し棒を使うが、上を見上げるような角度では

光がめくれの中をうまく照らしてくれない。


仕方ないので右手だけでマグライトとかき出し棒を交互に持ち替えながら

照らしたり探ったりの繰り返しだ。

それでも暗いめくれの中を手探りでヒラタを探さなければならず、なかなか引っ張り出せない。

そんなことを繰り返しているうちに体を支えている左腕が疲れてくる。



周りに居た小物達が次々とブルーシートの上に落ちてゆく。



「コクワっ!」







「コクワっ!!」







「コクワっ!!!」

とジビさんがクワガタの種類を声に出して確認してくれる(笑)







5分程経過。







左手はもう限界に達してしまい、右手で幹を支えて一休み。







下でヒラタとの格闘を見守るジビさん。







あーでもない、こーでもないと文句をたれながらヒラタとの格闘はなかなか勝負がつかない。




やがてヒラタのお尻にかき出し棒がうまく入り込み、手前に向かって歩かせることに成功!




樹皮めくれから大顎が姿を現したところですかさずピンセットで大顎を掴みにかかる。



大顎を引っ張ってもヒラタの踏ん張りの方が強くて動かない。



しかたないので素手で大顎を掴んで引っ張り出した。











やったー♪





静岡県産 WILD ヒラタクワガタ ♂ 54mm



樹皮めくれの中では、もうちょっとデカイように見えたんだけど、

それでも自己最高の54mmだ。 うれし〜♪



ジビさんも第一声、「でけぇ〜!」 って叫んでたな。

これでもう満足してしまった。

狩野川産ヒラタとしてブリードできるぞっ!




ヒラタ捕獲に協力してくれたジビさんと握手をして喜び合った。






さて、時間は午後2時半ごろだったか。

念願の狩野川ヒラタをGETできてしまったので、もう帰宅してもいいぞっ! 

ってな気分になっていたが、まだ帰るには時間がたっぷりあったので今後どうするか

地図を眺めながら予定を立てた。


狩野川で釣りでもしようかと思ったが雨後の濁流だったので、山間部の樹液ポイント新規開拓と、

前回スズメバチ大量で洞を確認できなかった木を見に行ってから帰るということにした。








山道をノロノロと走りながらクヌギを見つけるたびに車を停めて散策を繰り返す。










なんとなくよさげなクヌギは見つかるが樹液が出ていない。











樹液の出ているクヌギを見つけたが、木が細すぎて洞がちいさく、

出てくるのはコクワばかり。












雨がふってきてしまったが諦めずにポイント探しをしていると、クヌギ率100%の山を見つけた。












それでも洞の中に納まっているのはコイツばかり。











しかもこの場所は人が大勢おとずれるようで、わかっていない採集者によって

樹皮めくれは剥がされまくり・・・・・。










樹液の出具合はまあまあなので、もう少ししたらミヤマが沢山採れるんじゃないかな。










この辺りから雨が本格的にザアザア降り始めてしまい、採集どころではなくなってしまった。







それでもがんばって走り続け、到着したのは前回スズメバチがいて見られなかった木だ。




今回もスズメバチが来ていた。

去るのをまってから土砂降りの中、脚立を掛けて洞を覗きに登っていく。







洞の中を照らしてみると、









コクワ、コクワ、コクワ、コクワ、コクワ、コクワ、コクワ・・・・・。






コクワが合計7頭ばかり挟まっていた。






残念! ヒラタは入っていなかった。





服がびしょぬれになってしまっただけだ。






なんかもう雨が強くて良さそうなクヌギを道端に見つけても、濡れるのがイヤで素通りしていく。






もう完全に帰宅モードにはいってしまい、夕飯をどこで食べようかと話しながら

熱海から海岸伝いに北上していく。


途中、「マグロカツ」というのを売りにしているお店があったので入ってみることに。







マグロカツ丼












まあ豚肉の代わりにマグロを衣で包んで油で揚げている。

食べてみると結構おいしいぞっ!






一方ジビさんのほうは・・・、








なんじゃそりゃー(笑)

マグロカツ丼タルタルソース掛け。

やはり全部食いきらなかったようで、店の主人に「食いきれなかったよっ!」と力強く笑いながら言っていた。

主人もそれが楽しくて大盛りにしているらしく、大笑いしてた。





帰り道、睡魔との闘いに敗れてしまったのでジビさんに途中運転を代わってもらった。(ジビさんありがとっ!)

夜10時過ぎに帰宅。

いやあ楽しい一日でした♪















翌朝、狩野川産54mmを庭でじっくり撮影してみた。





クヌギで採れるサイズとしては普通かもしれないが、結構立派なヒラタ君です!







う〜ん! やっぱりヒラタはいいなぁ〜♪











今回の結果



コクワ成虫♂♀ 多数(リリース)

ノコ成虫♂ 採集せず

ヒラタ成虫♂ 3頭(静岡産ヒラタ♂54mmだけ持ち帰り)