2007年3月10日(土)



また採集に来てしまった。 

自分でも呆れたことに3週連続ヒラタ狙い材割り採集となってしまった。





今回、ヒラタを狙ってみようと思ったのは埼玉県の入間川。

外環道から関越自動車道を走って川越インターで下りて、近くの入間川河川敷へとやってきた。

この川はヒラタの採集記録を誰かのページで見たことがあったので、

期待を込めて河川敷へと続く道を進んでいった。





夏場の樹液採集では脚立か二連梯子を載せていたルーフキャリアーには穴掘り君が。






入間川河川敷。

あれ!? ヤナギが無い・・・?

遥々時間と金を費やして高速道路でやってきたのに肝心なヤナギが無いんじゃ話しにならんぞ!






生えているのはオニグルミ、エノキ、それとこんな木ばかり・・・。



これもヤナギのように見えなくも無いが、どうなんだろうか?

樹皮めくれや洞が沢山あって、ヒラタの隠れ家になりそうな木ではあるな。

たしか取手付近の利根川でも見たことがあったぞ。




樹皮はこんな感じ。

この木の枯れたものを見つけたが、ニセアカシアのようにカチカチに乾燥していた。

念のため、いかにも樹液が出ていたような洞の内部と根元にクワガタの死骸が

残っていないか調べてみたが、何も見つけ出すことは出来なかった。









もうしばらく河川敷の悪路を車で走っていくと、ようやくドロヤナギの生えた場所に着いた。

しかし枯れ木が全く無くて採集作業は不可能だった。






ヤナギ林を見つける度に車を停めて入ってみるが、掘るべき材は無し・・・・。



地面は石が多くて堅く、ヒラタ採集には不向きな場所だった。












しばらく走っていくと、河川敷なのに何故か廃線が姿を現した。

こんな川っぷちに電車がよく通っていたものだ。

線路の先に大きなエノキが生えているところを見ると、相当に長い年月が経っていそう。










クヌギ混じりの林を見つけて散策してみるが、な〜んにも見つからず。











そうこうしているうちに暗くなってきてしまった。

相変わらず見つかる柳といえば局地的にチョボっと生えているものばかり。

念のため根元に突入してみても、掘るべき材は無し。










夕闇が迫ってきたので、本日の探索はこれにて終了。



どうしたんだ入間川!!

ヒラタどころかコクワの生息すら危ぶまれるような河川敷じゃないか!










よるになって川越の中心地へと車で入っていくと、さすがに歴史の街だ。

蔵造りの古い建物が軒をならべていた。









晩飯は食べたいおかずを選んで盆にとって、最後にご飯と味噌汁をもらう形式の半田屋という店に入った。

メンチカツとかき揚げなどとって、中盛りごはん(これで中かよ!?)で500円ちょっと。




食後は入間川の河川敷に戻って、いつものようにシートを倒して寝袋で車中泊だ。

しかしうちのかみさんも、よくこんな休日の過ごし方について来てくれるものだと感心してしまう。






3月11日(日)

7:30起床。

朝から雨。





入間川でヒラタ採集に適した場所に巡り合えなかったので、すぐ隣を流れている越辺川にやってきた。

すると、ヤナギの木があるある沢山!!

上下レインコートを着用して、冷たい雨が降り続く河川敷に突入した。








倒木の多い場所もすぐに見つかった。










目をつけた柳の立ち枯れ。

徹底的に掘り進んで行くが、残念ながら最後の最後で材がまだ堅いことが判明。

いつもどおりの骨折り損のくたびれ儲け。

雨は一向に止まず、作業は難航した。









枯れ木だらけなので、とにかく片っ端から調べて行く。









掘っては削り、埋め戻しを何本も繰り返し。

コクワ幼虫は出てくるが、他のやつらが発見できない。










なんか♂の成虫が出てきた。

大顎の内歯が手前に付いていたので、てっきりヒラタかと思って一瞬喜んだが、よく見るとコクワだった。

ヒラタみたいに大顎をカッと開くんじゃない! 紛らわしいじゃないか!








一旦ヤナギ地帯を脱出して、河川敷にある畑の縁にあったクヌギ林を見てみることにした。









クヌギの倒木を何気なく見ていると、何だか太い食痕を見つけた。








ん? こんな太い食痕は初めてだぞ?

たばこの箱と一緒に写したこの画像で比較できるが、太さ40mmほどもある食痕だ。








だれか外国産の巨大クワガタを放虫したか?







とりあえず食痕を辿ってみる。












うげ〜〜〜〜! カブトだったか!




こいつを成長に適した場所へリリースするのは一苦労だった。








いつの間にか雨は止み、冷たい北風が強くなってきた。



なんかこれ以上入間川流域で探索しても無駄なような気がしてきたのでやめることにした。

3週間に渡って連続でヒラタを追い求めてきたが、あまりにも採れないので

心身ともにちょっと疲れてしまった。

やっぱりヒラタ掘り採集は厳しいなぁー。

ああ、早く樹液採集の季節にならないかなぁ・・・。












今回の結果



コクワ幼虫 2頭(生育に適した材に戻せないので仕方なく持ち帰り)



コクワ♂成虫  1頭(大顎がヒラタっぽく見えたので一応持ち帰り再度チェックするが、やっぱりコクワ)



紛らわしい位置に内歯を作るなよコクワ君!