2006年8月19日(土)



ジビさんと一緒にヒラタ探しに行ってきた。

神奈川県内の河川敷ヒラタの採集をまず行なってから、

富士川周辺の山でクヌギに潜んでいるであろう大型ヒラタを狙うという計画だ。


房総ヒラタもまた探しに行きたいところだったが、

ここはひとつヒラタ密度の高いエリアで確実な採集をしようということだ。


午前5時に自宅までジビさんに来てもらって、モビリオで出かけた。

東名高速の厚木インターを下りて河川敷ヒラタの採集場所に辿り着くと

昨年6月に樹液採集に来たときの状態とは全く異なり、

侵入路がどこなのか解らないほどに草が茂りまくっていた。





すでに太陽は容赦なく照りつけて、相当な暑さになっていた。

しかし藪漕ぎが少々辛くてもヒラタに出会えたら疲れも吹っ飛ぶものだろうと思い、

気合を入れて足を持ち上げながら草を踏み倒して進んでいった。



目的のヤナギまで半分も到達しないうちに、例の現象が始まってしまった。



熱中症だ!!



胸が苦しくなり、動悸が激しくなり、座って休んでも直らない・・・・。

ああ、今思い出しただけで胸がくるしくなるようだ。


休みながら少しずつ進むことにした。



昨年、45mm♂を採ったポイントに到着。

樹液どころか、木全体がカラカラに乾いていて、ヒラタどころではなかった・・・・。



50mm♂を見つけた木に到着。

樹液が出てねぇ〜!  なんにも居ねぇーーーーー!




ならばと、草が生い茂る先にあるヒラタ村を目指すものの、

またしても途中で熱中症でダウン。

なにやってるんだろ。 俺たちこんなところで。

軍隊のサバイバル訓練のような気がしてきた。


持参してきたペットボトルのスポーツドリンクは底をつきそうだ。

「ジビさん、飲み物あとどれくらい持ってます?」

苦しい息をしながら尋ねると、ボトルをこちらに向けて見せてくれた。


底のほうに一口分だけ、ちょっぴり入っていた。


先へ進むことはできても、帰り道の途中で倒れそうな量だった。

目指すヤナギ群まで、あと50mというところで、断念して引き返すことにした。



車に戻るまでは大げさではなく倒れそうなのを必死で堪えての足取りだった。

車に辿り着いて、クーラーボックスから冷えた飲み物を取り出して、

やっと生きた心地がした。


真夏の河川敷での藪漕ぎが、これほど危険なものだとは思わなかった。






1日分の体力を朝っぱらから使い果たしてしまい、ヘロヘロになりながら

次の行動予定を二人で話し合った。


富士川まで行くのは大変なので、途中の御殿場あたりのクヌギ林を探してみようということになり、

たっぷり休憩した後、再び東名高速に乗って走っていった。





御殿場に到着して、クヌギのありそうな田舎道を走っていったが、杉ばかりでダメージ食らった。

やっと見つけたクヌギ地帯では、スジクワとコクワしか見つけられなかった。

そのクヌギ林では、樹液の出ている木は沢山あったんだが、

ここも樹皮捲れが剥がされていて、僅かにスジクワが体を隠す程度しか残っていなかった。


だいぶ体力も回復してきていたので、初志貫徹、おもいきって富士川へ向かうことにした。












富士川周辺の山を散策



これまたクヌギが見つからなくて大変だった。

杉林と茶畑・・・・。







茶畑の片隅に房総で見かけたアイツが居た。






真ん中あたりにカワイイ貯水タンク君が二人!(笑)


拡大!


あら、かわいい!  こんどのヤツはお口開けてますね!







ものすごい暑さの中、シラカシ、クリなどの木をチェックしていくが、昆虫の気配なし・・・・。


山が全然ダメだったので、富士川の河川敷を攻めてみることにした。

ここの河川敷は車で入っていける場所があるので楽チンだ。



オニグルミが並んでいる場所をチェックしてみると、洞の奥に黒いクワガタ発見!

ロングかき出し棒を使って奥に居るヤツの掻き出しにかかった。

すると手前にでっかいムカデがいるではないか!

掻き出し棒で奥のクワガタをチョコチョコとやっていたら、突然ムカデが出口に向かって猛スピードで走ってきた!

ひぃぃぃーーーーーーー!

足元にボトッと落ちてカサカサと藪の中に消えていった。

ただでさえ暑いのに、瞬間的に気温が40℃くらいになったような気分だった。



奥に居るクワガタを手前に掻き出してみると・・・・・・・





コ・・・・・・。(泣)



気を取り直して今度はヤナギの木を狙ってみた。

高いところに捲れがあったので持参してきた脚立を使ってチェックしてみると、

洞は空っぽ。(笑)

その代わり、それより少し高い位置にある小さな洞に巨大なコクワが頭を突っ込んでいた。

手でキャッチして計測してみると、47.5mmというなかなかのサイズだった。

しかし残念ながらヒラタは見つけられなかった。




再び車に乗って次に目指したのは富士川の東側。

途中、川に掛かる橋を渡るとき、川で泳いでいる人々を発見!

「あ〜、海パン持って来るべきだったな〜」

「このちかくで売ってるところなんて、無いよな〜!」

なんてジビさんも自分も泳ぎたくてたまらなかった。




川向こうでは、地図で見当をつけていた場所が崖だったり、

どこへ行っても杉ばかりでダメージ食らっていたが、なんとかして樹液の出ているコナラを見つけた。

木に脚立を立てかけて上り始めたらグラグラしていて安定しない。

ジビさんに「ちょっと押さえててくださ〜い!と声をかけようと思ったら、

自分が脚立に登っている様子を遠くからニヤニヤしながらカメラで撮影している!?(笑)

こちらが熱を入れて採集に没頭しているのを見て楽しんでいる様子・・・・。

まあ何にしても採集に同行して楽しんでもらえればこちらも嬉しいわけだが(笑)



脚立を支えてもらって洞の近くに顔をよせると、何とスズメバチが居るではないか!!!

一瞬慌てそうになったが冷静に行動して、スズメバチが樹液に夢中になっている時に、

すぐ下の洞を掻き出し棒で探ってみた。

残念ながら中は空っぽ。

この木では色々と苦労したが、結局低い位置に居たコクワ♀を見つけただけだった。






さらにクヌギを求めて走っていくと茶畑の脇に何本ものクヌギが植わっている場所を発見。



しかしここの樹皮捲れも剥がされまくっていた。






そこは異様にハナムグリの多い場所だった。

このハナムグリたちは茶畑で発生しているんだろうか?








西日が照りつける午後3時過ぎ。 猛烈な暑さの中、ハナムグリたちは夢中で樹液を吸っていた。








カブトムシも昼間っから樹液を吸いに来ていた。






クワガタが居ないのでルリタテハを撮影してみたりして、この場所での探索を終了させた。




その後もクヌギを求めて走り回ったが、採れそうなポイントが見つからないまま夕方になってしまったので、

もう一つの目的だった ”桜海老かき揚げ丼” を食べに、富士川SAに向かった。

このサービスエリアはETC搭載車のみ、外部から高速の入り口として進入することができるのだ。




ジビさんと食堂へ向かう♪






前回同様にミニ桜海老かき揚げ丼と蕎麦のセットを窓から富士川の景色を眺めながら食べた。


桜海老かき揚げの下には大根おろしとお新香が乗っていて、

それをご飯と一緒に食べると格別の味なのだ!

このミニサイズの桜海老かき揚げ丼は単品だと200円という値段なのだが、

おみやげコーナーで見た冷凍桜海老は100gで500円以上していたので、

どうしてこんなに安く提供できるのかが不思議だ。


ジビさんも桜海老かき揚げ丼を食べてよろこんでくれたので、こちらとしても満足だった。





食後、少しのんびりと休憩してから、予定していた奥多摩湖周辺の灯下採集に向かうことにした。

ここまで採集に力を注いでしまうところは既にクワ馬鹿の域に達している我々だった。(笑)





東名高速を戻っていき、御殿場インターで下りて、山中湖方面に走り、富士五湖有料道路を通って

中央道の大月インターまで行って、そこから国道を登っていき、目指す奥多摩湖へ到着したのは

21時頃だった。







競合者が多い中、二人手分けして橋の上などの街灯の下をミヤマ求めて歩き回り、

ジビさんがミヤマ♀1頭と大きめのコクワ♀を見つけた。

直後に出会った競合者に話しかけたらミヤマ♂を見せてくれたので、その人にジビさんがミヤマ♀プレゼント。

あと大きめのコクワ♀は自分が貰って持ち帰ることにした。



ジビさんがカミキリムシを見つけた。



帰宅して図鑑で調べてみるとヒゲナガカミキリの♀だった。


昼間からの疲れが相当に溜まっていてフラフラ状態だったので、

夜11時頃、本日の採集は終了となった。






今回の採集で感じたことと言えば、


1. 真夏の無茶な藪漕ぎは命取り。

2. 住宅地近くのクヌギは子供たちに荒らされているので見ても無駄。

3. 高い遠征費用をかけてでも行くならば、より採集に適した地域へ行くべし。

4. 美味い食い物があるならば迷わず食すべし。

5. 樹液採集ならば更に長い脚立の購入が必要。


と言ったところか・・・・・。










今日の結果

カブトムシ 4頭くらい発見。

コクワ 5頭発見。 そのうち47.5mm♂1頭と♀2頭持ち帰り。

ノコ ♀ 1頭発見。

ミヤマ ♀ 1頭発見。

スジクワ ♂1頭 ♀2頭発見。