2006年5月27日(土)




コクワ。 

正式名称はコクワガタ。

クワガタ採りに行くと樹液でも材割りでも灯下でも、どこにでもいる極々普通なヤツ。


採集人からはよく 「コ」 と略されたり、「いつものヤツ」と呼ばれたりしている。



ほとんどのコクワは3〜40mmという小さな体をしているが、稀に大きなヤツが採れることもある。

そんなデカコクワを見つけると何故だかとても嬉しい。

もともと小さい種類なのにノコギリやヒラタにも対抗できそうな大きなコクワを応援したい。

人間に例えるとデカイ外人レスラーに挑む珍しく大柄な日本人レスラーと言ったところか。



小さいからって人間に勝手に 「コ」 なんて名づけられて、奴らはどう思っているんだろうか?

「コ」 なんて言わせないような大きな体に成長して他の奴らを見返してやろうじゃないかコクワ君!

コクワのギネスサイズは確か54mmだっただろうか?



でかいコクワは男のロマンである。





・・・・・・・・・されどコクワ。







かつて一度だけ、驚くようなサイズのコクワをGETしたことがある。


2005.7.9 茨城県新治村

このコクワは体の厚みがすごかった。
頭部にはオオクワのような窪みまでもが存在していた。
ノギスを持っていたにもかかわらず、体長を測るのを忘れてリリースしてしまったが、
この頃ちょうど家で飼育していた野外採集のヒラタ50mmと同じかそれ以上のサイズだった。



デカコクワにもう一度逢いたい!

そんな想いを込めて、新たなる挑戦をしてみた。





河川敷のヤナギでも度々コクワと遭遇するが、河川敷ヒラタのサイズが小さいことから想像すると、
コクワもそれほど大きいものが生息していないような気がするので、河川敷以外の場所を狙うことにする。
というよりか、昨年栗の木で取れたデカコクワを考えてみると、
もしかしたらコクワ幼虫にとって栗の木は栄養価が高いのではないか?と想像してみたからだ。



やってきた場所は筑波山周辺の栗林。



むむむ! 現役の栗林に入ってしまうのはマズイけど、
栗泥棒ではないので、農家の人に出会ったら訳を説明して謝ろうということで、
ちょこっと採集させてもらうことにした。




狙うは爆裂した栗の洞だ。
左手でマグライト、右手でピンセットを構えて、
中を照らすと同時に右手を洞の中に突入させる。

もしもコクワが居た場合、光に照らされると洞の奥に逃げ込んでしまう為の速攻体制である。


しかし居ない居ない居ない。
なぜかこの栗林はコクワ率ゼロであった。
代わりに居たのはゴッキー達・・・・・。







さて次に訪れたのは、畑としての栗を放棄してしまって荒れ放題の元・栗畑だ。
ここなら臆することもなく入っていけるような気がする。




やはりいた! 熱心に樹液をすするコクワ君発見だ。
サイズは35mmくらいだろうか。

泥が乾いてこびり付いた体は何を物語っているのか?
根本の土の中で越冬した個体なのか?
または地中に埋まった材から脱出したての新成虫だろうか?
いずれにせよ、これぞ野生の姿だ。




こちらにも洞に挟まったコクワ君が!
これまた小さい35mm前後なヤツ。







ちょっとだけ大きめなヤツ発見!
それでもノギスで体長を測ると42mmだった。
こいつは背中にノコギリクワガタと戦った痕跡(穴)がある越冬個体だった。





あちこちの栗林を攻め入ったが、残念ながら以前見たようなデカコクワには出会えなかった。
しかし栗の木はやはりコクワ率がとても高く、取り逃がしたものを含めると20頭ほどのコクワを確認できた。



デカコクワへの熱い想いを胸に抱き、これからも様々な地域にクワガタ採集に出かけることになるだろう。


見つけたときには詳細なレポートを公表するつもりなのでお楽しみに!!!
(楽しみにしている人がいるんだろうかwww)









今日の結果

コクワ♂成虫 10頭くらい
(すべてリリース)