2006年11月23日(木)




栃木県内で生息しているヒラタを求めて出かけてみた。

目指すは某川の河川敷。

友人が30年近く前にヒラタを採った事のあるというので、前々から調べておきたかった川だ。




現地に到着すると、先ずは河川敷近くにある雑木林に入っていった。

山の中にははクヌギ、コナラ、シラカシなどが生えていてヒラタの居そうな雰囲気が漂っていた。







シラカシからはこの時期になっても、まだ樹液が流れ出ていた。



土に埋まった倒木を探すが、なかなか見つかるものではない。

とりあえずフカフカに朽ちたコナラの倒木があったので、足で「えいやっ!」っと

どかしてみると・・・・・




ああああああああ・・・・・・・!

カブト幼虫が出てきちゃったよ。

埋め戻し、埋め戻し。




別の朽ちていない部分を削ると、いつものコクワ幼虫が出てきた。

埋め戻そうにも丁度いい場所が見つからなかったので、持ち帰ることにした。

さらに材を捜し歩いてみたが、ヒラタに適した材はそうそう見つかるものではなかった。

クヌギ、コナラ地帯を見ていくと、バナナトラップを仕掛けた痕跡があった。

ヒラタ狙いだったのか? カブクワなら何でもOKの人だったのだろうか?


散々捜し歩いたが成果はなし。

来年の樹液シーズンにまた来てみることにするか。




車で移動して河川敷のヤナギを探してみることにした。




それほど沢山生えているわけではなく、ちょっと期待薄だが根元に朽ちた幹が残っていないかどうか、
藪漕ぎをして見に行ってみることにした。



ボクトウガにやられていて穴だらけのヤナギだった。

もう冬が近いというのに、洞をみるとついつい懐中電灯で中を照らしてみたくなる。

何個か穴を覗いているうちに、なにか黒い甲虫が入っている洞があった。

尻の尖り方からして、クワガタではないなと思ったが、一応取り出して何なのか調べてみることにした。



かき出し棒でキャッチしたのは、オサムシだった。




再び洞の中に入れてあげたんだが、このあと大変なことが起きてしまった。





ん!?





・・・・・・・・・指がクサイ!(泣)




オサムシって、そういう虫だったのか!!! 知らなかったぞっ!

ウエットティッシュでふき取ってもニオイが消えない。 強烈だ!!

何となく・・・・・・ 梨の腐ったような臭いというか。

途中で水で手を洗っても少しニオイが残っている。

もう次からはオサムシには注意しよう。


ヤナギの根元付近に転がっていた樹種不明な流木がキノコびっしりで程よく朽ちていたので

試しに削ってみたら案の定コクワが出てきた。

どこにでもいるというコクワの根性にほどほど参ったが、

先ほどの雑木林で見つけたコクワ幼虫と丁度♂♀ペアになるので、

持ち帰って成虫まで飼育することにした。


地域ごとの微妙な差異が大顎の形状などに現れるかどうか?

そういうのも実はおもしろそうに思ったりするわけなのです。







次に向かったのは、ひょっとしてオオクワ生息しているんじゃないか???

と見当をつけて以前からチェックしている栃木県内の某山だ。


なぜオオクワが生息していそうだというと、

ボコボコ樹液くぬぎの大木が沢山あって、しかも太い食痕を追って削った先の

大きな蛹室から何かを取り出したような材割り採集の痕跡を見つけていたからだ。






写真ではまだまだ明るいように写ってしまったが、夕方5時近くてもう相当暗くなっていて、

材割り採集できる時間はあと僅かだった。


キノコがびっしり生えた桜の立ち枯れを見つけて削ってみたが、カミキリ幼虫が出ただけだった。

暗くなるだけでなく、寒さも堪えてきたので今日の採集は終了とすることにした。





今日の結果

コクワ幼虫 ♂1頭、♀1頭 (持ち帰り)