2005年7月2日(土)〜3日(日)




先週に引き続き、またまた福島県の舘岩村〜伊南村〜桧枝岐村方面へ
クワ探しに行ってきてしまった。
どうしてもオオクワガタを見つけたくって我慢できないのである。

じつは先週の採集から帰宅してからというもの、
とある建物前を照らす一際明るい場所が気になって仕方なかった。


あちこち街灯を求めて移動し続けるのではなく、
そこで待ち続ける方が確実な採集方法かもしれない!?
大勢の競合者が徘徊するエリアなので、何時、誰に採られてしまうか分らないのだ。


そう考え始めると自分の都合良いように果てしなく想像力が膨らみ、
オオクワをGETする光景が目の前にいくらでも浮かんでくる。

飛んできたオオクワが建物の壁面に張り付き、手が届かない場所だったらどうしよう!
そう思って、それに対応すべく磯釣り用のタモ網をコツコツと改良して
オオクワ回収スペシャルロッドをこさえてみたり、
建物の図を描いて、オオクワが飛んできて地面に着地したら
どの方向へ歩いていくかを予測してみたり・・・・。
競合者対策として、建物に対して車をどの位置にどういう向きで駐車すればよいか考えたり・・・。

あれこれと一週間シュミレーションして採集当日に望んだ。
目標は羽に点刻列の刻まれた黒いダイヤモンド・オオクワガタだ!





2日(土)AM 10:00 自宅出発。
前回は日光宇都宮道路の今市から山へ入っていったが、鬼怒川温泉付近を
通過するのに意外と時間が掛かったので、
今回は東北自動車道を西那須野塩原で下りて行くルートにしてみた。


AM 11:30 西那須野塩原に到着。
今回は飯盒炊爨、肉・野菜を野外で調理して昼食をとろうと計画していたため、
まずはインター付近で食材の買出しだ。

焼肉用の肉はなんと比較的高価な国産の霜降り牛肉をチョイス!
ドケチでいつも最安値の肉しか買ってこない妻からも何故だかOKが下る。
これは、アウトドア料理という非日常なイベントの時でしか許されない行為だ。

発砲スチロールのクーラーボックスに食材を詰め込んで延々と山道を走り、
行き止まりなので車の入ってこない渓流沿いの林道脇でテーブルを広げ、
コテコテと調理して飯を食った。

日没後の灯下採集には時間が有り余っていたので、
草むらを散策しながら昆虫の撮影をしたりして夕方まで過ごした。
撮影した昆虫がとても多いので、別の昆虫画像コーナーで紹介することにしよう。





山向こうに太陽が沈み、夕闇が迫り来る頃、
予めシュミレーションしていた例の場所に車を滑り込ませた。
幸いまだ他のオオクワ採集人は現れていない。
早い時間帯から待ち始めないと、同じようにこの場所での
待機を考えている競合者に先を越されてしまう。
暗くなり、街灯が点いて昆虫が集まりだすまで、あと1時間といったところだ。


車の中で地図を眺めたりしながら時間を過ごす。


妻は既に助手席で眠りに就いている。


いつでもどこでも本当に良く眠るやつだ。




少しずつ時間が経過して辺りが薄暗くなっていく。


あっ、街灯が点いた!
ついに頭で描いていた通りのオオクワ飛来待機のスタートである。


それにしても、腹が減ったなぁ〜・・・・。
食料をちゃんと仕入れてからオオクワ待機に望むべきだったなぁ。


・・・・妻を起こして提案してみる。


「あのさ〜、おれ、ここの街灯の下で椅子出して座って待機しておくから
ちょっくら車走らせて食料買い込んで来てくれないかな〜?」


妻の反応はノーだった。
眠くてダメとの事。

仕方ない。
我慢するか。





でも・・・・、





やはり空腹が我慢できなくなった。
これから深夜まで腹減りを耐えながらオオクワ待機を続ける自信がなかった。
ここからいちばん近い商店まで往復10分といったところか?
辺りは静まり返っていて走る車は一台もない。


エンジンを始動させ、ダッシュで買出しに出かけた。



山間部の集落によくありがちな昔ながらの酒屋に飛び込んで
あんぱん、ちーカマ、ビスケット、缶コーヒー、缶チューハイを購入して
再び車に乗り込むと90馬力の非力なモビリオをアクセル全開で走らせ、
例の街灯の所へと向かった。




例の場所まであと数百メートル。
そこにはチラチラと人影のようなものが動くのがみえた。



げげっ!?



あちゃーーーーーーー!!



なんと! 
採集人に入られてしまったじゃないか!!
ほんの10分空けただけなのに!!!



おいおい、何のために今までシュミレーションを繰り返してきたんだオレは!?



仕方なく、さりげなくその場所を車で通過して先にある自販機前に車を停めて
採取人が他へ移動するのを待ってみた。

しかし、その人も自分と同じ事を考えていたようで、一向に立ち去ろうとしない。
残念だがこの場所は諦めるしかなかった・・・・・。

くやしい・・・・。
腹減りなんて、我慢すればよかった・・・・。





計画変更。
仕方ない。
先週と同様に街灯を巡って落ちたばかりのクワを拾うよりほかない。


妻と今の出来事を悔しがりながら車を走らせて最初の街灯ポイントに到着した。
すでに妻はあきらめモードに入ってしまったのか? 助手席で読書なんぞしており
一緒に採集しようとはしない。



懐中電灯を手にして街灯付近の道端の縁石を丹念に歩き回った。



ふと、街灯に照らされた薄明かりの下で、コクワ的な小さな黒い物体がじっとしていた。



ん!?

なんか形がコクワっぽくないような?

まさか! さっそく裏返してみた。




あーっ!?

あかい! 赤い! 足が赤いぞっ!

アカアシクワガタ じゃないですか!


自分にとっては初めての御対面だった。


さらに街灯を巡っていくと次々とクワ達に出会うことが出来た。


ミヤマクワガタ♀


うわぁぁ・・・・、かわいいサイズ!

ミヤマクワガタ♂




アカアシクワガタ♂ もう一匹GET。
こんな形した大顎のクワガタなんて見たこと無かった。
この内側のギザギザ具合、良いね〜!





夢中になって採集していると、すでに夜中になっていた。
林道の途中で空を見上げてみると星空が広がっていた。
天の川を見たのはひさしぶりである。


EOS 10D EF24-85mmF3.5/4.5 ISO1600設定 F開放 30秒



夜遅くまでオオクワを探して走り回ってみたが、結局今回も発見には至らなかった。
まあいい。また近いうちに挑戦するつもりだ。


翌日、採れたクワガタをリリースする前に撮影してみた。



なんだか体の割りに目がデカイですよね!?
もしかして目の大きさは体の大きさに関係なく決まっているのではなかろうか?





アカアシクワガタ。
裏返さなくても足が赤いのが見える。
クワガタ関連のHPを色々見てきたが、
このクワガタは何故かあまり人気がないようだ。
大顎が細くて迫力がないからだろうか?
それとも足が赤いのは好まれないのか?
自分は結構気に入ってますよアカアシ君。





今日の結果

アカアシクワガタ ♂ 2匹

コクワガタ ♀ 1匹

ミヤマクワガタ ♂
 1匹
、 ♀ 2匹

(すべてリリース)