2005年2月19日(土)&20日(日)

昨年秋から続いているヒラタ探索。
これまではヒラタクワガタ生息の確率が低い地域での探索ばかりだった。
一気に目標に到達するために、この土日を利用して
静岡県・韮山町の狩野川河川敷へ泊りがけで出かけてきた。
初ヒラタGETに向けての全力投球である。


第十二回ヒラタ探索

土曜日の午前11時。
雨降りの中、モビリオに二人分の寝具を詰め込んで出発した。
千葉県の行徳にあるタイ料理の店で辛くて旨い炒め物を食べてから
浦安から高速湾岸線に入って横浜経由で東名高速へ合流。
渋滞なしのノンストップで静岡県・裾野インターに2時半頃に到着。

雨が全く降り止まないので、採集は翌日ということにして
柿田川湧水群を見物したり、海岸沿いの道端にあった磯料理屋で
海鮮丼を食べたりと一般的な観光客となった。

韮山町韮山韮山という住んでいる人は自分の住所書くのが面倒なのではないかと
思えるような場所にある町営の親水公園駐車場に車を停めて車中泊した。

昨年の暮れから色々と活躍しているホンダ・モビリオ

コンパクトなボディだけどフルフラットシートで熟睡できるのが嬉しい。


翌朝、遠足の日の子供のように早くから目が覚めてしまったので、
親水公園をカメラ持ってぶらぶら散歩してみると、
野良猫が水際に生えている枯れた葦を伝って水の中に入っていくという
不思議な行動に出くわした。

寒空の下、お前は一体何をしているのだ!?


さていよいよ狩野川河川敷である。
インターネット上にヒラタクワガタの採集報告が沢山あるエリアだ。

河口から16km地点という表示がある辺りで探索を開始した。

車の中で待つ妻には、
「ヒラタを発見したら携帯電話で連絡するからね!」
「採れなかったら電話せずに戻ってくるから」と言い残して
長靴、斧、スコップといういつものスタイルで出発した。

畑を抜けて柳の倒木を探し回る。
ほどなくクワガタが入っていそうな丁度良さそうな柳の立ち枯れが見つかった。

気分的にはもうこの時点でヒラタを見つけたような気でドキドキ状態だった。
なにしろココは狩野川。 
しかもクワガタ幼虫発見確率100%の良質な立ち枯れだ。


右は生木、左の立ち枯れが狙いだ。


ひたすら掘る。
そして根元付近から折ろうとするが、硬くてまったく折れない。
ならばと試しに斧を入れてみる。
下のほうはジュクジュクに水分を含んでいて幼虫の住める環境ではなかった。
ここもまた昨年秋の台風の影響なのだろうか?
上の方からコクワ幼虫が数匹出ただけだった。

その後も似たような立ち枯れを掘りまくったが、すべてコクワであった・・・。

朝9時頃からスタートした探索。
夢中になって探し回っていると時計は既に午後1時を過ぎようとしていた。
トボトボとがっくし肩を落として車に戻ると妻が言った。
「さっき電話が鳴ったので、遂にヒラタ発見かーーー!? 
と大喜びしたけど違う人からの電話だったよ」 ・・・との事。
それはびっくりしたに違いない!



ヒラタを求めて狩野川まで来たというのにコクワ幼虫とばかり対面してしまい、
少々ダメージを食らってしまったのと、妻が観光したがっているので、
近くにある大砲製造の史跡、韮山反射炉を見物しに行ってきた。



ああ、関係ないオヤジも写し込んでしまった・・・。

黒船来航の時代、オランダから学んだ製造技術を元にして
大砲をせっせとこさえていたそうな。

東京港のお台場に据え付けられていた射程距離1500mの大砲は
ココで作られていたとの事。




反射炉を後にして、韮山の特産物であるイチゴを食べて元気を回復させて、
いよいよヒラタ探索後半戦スタートだ。

上流の方から河川敷を見て回ったが、柳の木が丁度よく生えているのは
先ほど探索した河口から16kmの辺りだけだったので、
再び同じエリアに入って徹底的にヒラタ幼虫を探しまくった。

しかし出てくるのは、コクワコクワコクワコクワ。
そしてノコ的な幼虫ばかり。
さらにはコクワ成虫♀を3匹も出してしまった(泣)

地下深い部分まで食い進んだ大きめの幼虫は、ほとんど水分過多により
死んで真っ黒に変色していた。
おそらくヒラタ幼虫も含まれていたであろう。

暗くなって手元が見えなくなる頃まで、しぶとく河川敷で粘り続けた。

が、

残念ながら最後までヒラタクワガタの幼虫を見つけ出すことはできなかった。
ここまで来て、これほど努力したにもかかわらず、結果を出すことが
出来なかったので、体力的にも精神的にもボロボロに疲れ果ててしまった。

帰り道、妻と話し合った結果、5月になってヒラタ成虫の樹液採集が
できるようになるまで、もう幼虫探索は行わないということにした。
狩野川までやってきて採れないんだから関東エリアではもう無理だろうと。



今日の採集結果

ヒラタの可能性の低い幼虫 5匹
コクワの可能性100%の幼虫 10匹
コクワ成虫♀ 3匹

(すべて自宅持ち帰り。 羽化させたらリリース予定)