2005年1月22日(土) 第八回ヒラタ探索

このところ異常なまでに連続でヒラタ探索だが、もうあまり気にしないことにした。
逆に、これほどまでに熱心に打ち込めることが持てている幸せを感じている。
しかし今回の探索行を終えて、今後の方針が決定的なものになった。


土曜日、12時からの歯の治療を終えて帰宅してから出かける支度をした。
妻を連れての車中泊の旅なので二人分の毛布、布団を車に積んで出発。
伊豆半島へ行くつもりだったが、午後2時頃からでは都内を抜けて
現地到着するまでに日が暮れてしまうので、房総方面へ行くことにした。

房総半島でのヒラタクワガタ生息については、既にネット検索で確認していたので
今回は近場で探してみることにした。
館山自動車道の木更津北インターを下りて房総半島の中央部方向へ
生息していそうな場所を求めて脇道に入り、コナラ、クヌギの植わっている所を
探しながら狭い道を登っていった。

山の斜面から頂にかけてコナラが生えている場所を見つけて
さっそく藪を分け入ってみた。
コナラが多い山の上の方を目指して登るが、外から見えていたその斜面は
いざ登ろうとすると思ったよりも急斜面で、それでも必死になって登っていると
限りなく垂直に近い危険な所まで来てしまった。
「次はどこに足をかけるべきか? 何につかまって体を持ち上げるか?」
などと、頭の中で真剣に考えないと生還できない状況となってしまい、
ふと下を見下ろすと遥か下に車が停めてあるのが見えた。
もうクワガタ採集どころではなくなってしまった。

しかもせっかく登ってきたというのに、コナラの木は篠竹に覆われていて
とてもメスのクワガタが産卵に飛んでこれる状態ではないのだ。
仕方なく何もしないで下山することになったが、注意しながら下りたにもかかわらず、
やっぱり崖から滑り落ちてしまった。
3mほど滑ったが途中で篠竹につかまって止まることができた。

怪我をしなくてよかった。
クワガタ採りで骨折なんかしたくない。
もう急斜面はやめよう。


もう暗くなり始めていたので大多喜まで車を走らせて、そば屋でカツ丼セットを食って
田んぼ道に車を停めて20:30という早い時間に車内で布団をかぶって寝た。
翌朝、23日(日)。 大多喜から岬町へ移動して、九十九里側に流れている
夷隅川の河川敷に生えている柳を狙ってみた。

数本の柳を見つけて葦の茂る河川敷に突入するが、
肝心な倒木や流木が全く見当たらない。
柳の木には樹液が出そうな洞や樹皮めくれが多数あるので期待していたのだが。



しばらくクワガタから離れて大原、御宿、勝浦と
外房の海を眺めながらドライブすると懐かしいものを発見した。


小学生の頃、よく見た覚えがあるぞ!

ついでにもういっちょ! これも見覚えが。


ああ、何やってんだか・・・・・。
再び勝浦市から内陸部へ、ヒラタ目指して突入した。
それにしても房総半島というヤツはクヌギ、コナラといった雑木林がほとんど無く、
タブや樫の類の常緑広葉樹ばかり。
たまにコナラ林を見つけては斧を持って突入するが、転がっているのは
コクワしか入りそうもないショボイ材ばかり。
それでもつい斧を入れてしまい、途中でハッと気が付いて削るのをやめる。
「コクワ出してどうするよ!」 ・・・・と。

延々と山道を走り続けて再び館山自動車道の木更津北インターまで来てしまった。
ちょうど昼過ぎだったので国道16号沿いの食堂に入り刺身と煮魚の昼食をとった。
その後、姉崎・袖ヶ浦インター付近のクヌギ林を攻め終えたところで結論に達した。

「ヒラタの確実に生息している伊豆・狩野川河川敷へ行かなくてはだめだ!!」

そう、今回のヒラタ探索、これまでのクワガタ幼虫採集の経験を頼りに
あらゆる場所へ行き、倒木を削りまくったが、
ヒラタどころかコクワ・ノコギリすら何も幼虫を見ていないのだ。

房総半島はヒラタは生息していないのか!?
いや、きっとそんな事はない筈。 たまたま探した場所が悪かったのだろう。
これまで努力してきて見つけられなかったが、クワガタの好む環境というのは
だいたい解ってきたように思える。
でも、もうこれ以上千葉県内でヒラタの棲む環境探しをするのは疲れるだけだ。


ヒラタが棲んでいるかどうか判らない近場での材割り採集は今日で終わりにする。
あとはネットで採集記録を見つけた狩野川の河川敷を攻めるのみ!